Facebook Marketplaceはソーシャルコマースの大本命か?
10/3、FacebookはFacebook上でモノの売り買いができるマーケットプレイス『Facebook Marketplace』をリリースしました。
まずはモバイル版のみアメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国でサービス提供を開始し、今後デスクトップ版での展開も予定しているそう。
「A Craigslist Killer」と評されるなど、既に米国では大きな話題となっています。
*Craigslistとは、クラシファイド広告サービスと言われる「地域に密着したオンラインマーケットプレイス」の代表格と言えるアメリカ生まれのWebサービスです。日本でもサービスを展開していますが、日本ではジモティーやメルカリアッテの方が知名度は高いです。
Facebook Marketplaceの日本上陸はあるのか?
まずは4カ国から提供開始しているFacebook Marketplaceですが、日本でもそう遠くない未来にサービス提供が開始されることでしょう。
Facebook上のタイムラインやグループ上で「譲ります/譲ってください」のようなやり取りは頻繁に見受けられますし、モバイル上で商品を出品・購入する文化や土壌は既にメルカリが作り上げているので、抵抗感なく受け入れられるでしょう。
ソーシャルコマースの大本命はソーシャルCtoCだ。
個人的には、「ソーシャルコマースの大本命はソーシャルCtoCだ」と思っています。
mixi全盛期の頃から「ソーシャルコマース」はトレンドワードの一つですが、結果的にまだソーシャルコマースはブレークスルー出来ているとは言えません。
その理由は端的に、既存のソーシャルコマースはBtoCを前提としている一方、個人と個人の関係性(CtoC)が強調されるSNSという空間において、ほとんどのBは単なる「広告」であり、ソーシャルな関係性を築くことが出来ていないからです。
同じ商品でも、企業のFacebookページ上で売られていても買わないのに、信頼できる友人が「●●円で譲ります」とFacebookで投稿されていたら、つい「欲しいです!」とコメントしてしまう。
これがソーシャルネットワークの持つ力なのです。
だからこそ、ソーシャル×CtoCコマースは非常に相性が良いと思っていて、爆発的に取扱い高が伸びる可能性があると思っています。
EC業者は戦々恐々としている?
Facebook Marketplaceのリリースは、アメリカ国内のEC業者のみならず、まだサービス展開をしていないEC業者も驚きを持って迎えていることでしょう。
もちろん、Facebook Marketplaceがいかに広まったとしても、Amazonや楽天のような網羅性を担保することはできないでしょうし、スマホで商品を出品・購入することだけにこだわってUI/UXからロジスティクスまで作りこまれているメルカリのような利便性は実現できないでしょう。既存のECサービスの優位性はまだまだあります。
そういったECトップ企業は、当然Facebook Marketplaceの登場を予期していたでしょうし、対策も練っていることでしょうが、どんな対抗策を進めていくのか、いちユーザーとして大変楽しみです。
日本でのサービス展開はいつ頃になるのかはまだわかりませんが、早く使ってみたくてウズウズしますね。
サービス展開をしている4カ国にお住まいの方はぜひ使ってみて、感想を @souta6954 までお寄せ頂けると嬉しいです。
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