全マーケター、全営業マン、全人類に捧ぐ『重なり思考』のススメ
2年前、PLANという僕の人生初の新規事業を立ち上げた時にご一緒させて頂いたBlabo坂田 直樹さんより、ご著者『問題解決ドリル』を献本頂いて早速読ませて頂いたのですが、これはヤバイです。
新卒でユニリーバに入社され、マーケターとしてご活躍された後、現在は独立されマーケター/コンサルタントとして日本最大級の共創プラットフォームBlabo!を運営されている坂田さんが行き着いた境地こそが『重なり思考』。
その真髄は表紙に書かれている通り、『生活者のホンネ』と『企業の強み・思い』が重なるところに『答え』=ヒット商品の種となる『コンセプト』が生まれる、という極めてシンプルなフレームワークなのですが、シンプルゆえに最強なんです、これ。
商品企画・マーケティングはもちろん、営業・セールスや人事・採用、それから自身のキャリアプランなど、ビジネスのあらゆるシーンで使える最強のフレームワークだなと。
いや、ビジネスシーンどころか、夫婦関係や友だち関係、恋愛などあらゆるシーンで使えますよね。世の中の大概の問題は『コミュニケーションのズレ』が真因ですが、重なり思考を使えば「何がズレているのか?」を特定し、ズレを修正することができるようになります。
とはいえ、いきなりフレームワークだけ「はい!」と渡されても使いこなせません。そこで、本書では『問題解決ドリル』という形で、全30問のケーススタディを『重なり思考』を通じて解くことを通じて、重なり思考の使いこなし方を身に付けることができる、という仕立てになってます。
例えばこんな感じ。
Q.USJはどのようにしてV字回復させたのか?
Q.「スタディサプリ」はどのようにして、受験生の2人に1人が使うサービスに成長したのか?
Q.「ネスカフェ」はどのようにしてオフィスコーヒー市場で成功したのか?
いやもう、この仕立て自体が『重なり思考』の究極系だなぁと。本当シビれました。
優れたビジネス書は山のようにありますし、優れたフレームワークは数多ありますが、実際に実務で活かそうとすると途端に使いこなせずフリーズしてしまう、というのは世の中のビジネスパーソン共通の悩みです。
そういう「生活者の本音」を正確にキャッチして、マーケターとして培ってきたコンセプト発掘力と、豊富なケーススタディという坂田さんの「強み」を重ね合わせた結果『重なり思考』というコンセプトが生まれ、『問題解決ドリル』というソリューションが誕生したのだなぁと。本当にすごい。
坂田さんとはかつて一緒にお仕事をさせて頂き、『重なり思考』を直伝頂いていましたが、本書を読んで『問題解決ドリル』にチャレンジする過程はまさにその時のことを追体験しているようでした。
坂田さんに直伝頂くとすると、その何十倍ものコンサルティング料が必要になりますが、わずか1480円でその教えを請えると考えるとハンパじゃないお得な実践本だと思います。
少しでも興味をもたれた方はぜひ一度書店で手にとって頂くことをオススメします。
坂田さん、素敵なご著者をありがとうございました!!
Now or Never.
今やるか、一生やらないか。
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